熱狂の日1日目

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
世界各国から1000人以上の音楽家が集い、朝から終電間際までベートーヴェンを奏でる熱狂の日々。

フランス発祥の、「クラシックのフェス」というところですか。クラシックの民主化を目指し豊富なプログラムと一流の演奏家、そしてなんといっても1プログラム1500円程度。来場者の6割くらいが初心者らしい。私も初クラシックコンサート。どの公演もだいたい45分くらいなのですが、予想通り(笑)ほぼ毎回記憶が飛んでる部分もありますが、それでも熱狂しましたよ。公演ごとに親切な解説書があって、スタッフの人はみんな明るくて親切だし、丸の内近辺のそこかしこで、付随したイベントもやってて、コンセプト通り丸の内全体が「音楽の島」てな感じでした。会場も、東京国際フォーラムなんてこんなことでもないと来れない気がします。
祭自体は、オフィに「あなたにぴったりのベートーヴェン診断」というのがあって、それによると

華麗なテクニック満喫の名手探訪コース
目もくらむようなピアニストのテクニック、音楽と格闘するようなヴァイオリニストの姿、熱演でステージが燃えてしまいそうなオーケストラのパワー。ヴィルトゥオーゾ好きなあなたにぜひ体験して欲しい、ベートーヴェンからの挑戦状コースです。一緒に燃えましょう!

ヴィルトゥオーゾ」が何なのかいまだにわかりませんが、確かに熱演は大好きなので、進められたものを中心にチケとってみました。取れなかったのもあるけどね。後は「王道」を。
それよりなにより、やっぱり音が「ロックコンサート」とは全然違いますね。耳鳴りがしない。公演中に寝てしまっても、寝起きがなんだか心地よい。もったいないと言われようが、失礼だと言われようが、α波が出てしまうんだから仕方がない。それがあたいの楽しみ方だ。

  • ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61(212)

前半の分かりやすい「どーん」という感じがよかったです。後半は寝てました。

「ジャジャジャジャーン」は、ベートーヴェンが「運命はこう扉を叩く」と言って作ったらしいですね。これも、途中までは覚えていたんだけどねー。「第3楽章から第4楽章への流れがティンパニのソロに導かれて一気に流れ込む革新的手法がいかにもベートーヴェン」らしいので、そこは聞き逃すまいと思っていたのだけれど、起きたら、ちょうど演奏が終わったところでした(笑)。

「田園」ですから。解説書に「目を閉じて、シュアなオケの演奏によるメロディに耳を傾けてください」とありましたが、「田園」ですから。目を閉じたら、耳を傾ける前に深い眠りに落ちていきますから。そう思っていたら、本当に寝てました。第2楽章までは記憶にあるんですけどね。